外出時に留守宅へ空き巣が侵入する場合、よく取られる方法として窓ガラス割って鍵を開ける「ガラス破り」があります。
単純ゆえにピッキングのように技術もいらないので、比較的容易に行える犯罪です。
それだけにガラス破りの対策も単純な仕掛けで行うことが可能です。
まず、効果が高いとされているのは、窓ガラスに防犯フィルムを張ることです。
参考:http://www.e-bouhan.com/list/4_film.html
防犯フィルムとは何層にも特殊素材を重ねて強度を高めたフィルムで、一度窓に貼り付ければ、金槌でたたきつけてもガラスが飛散することなくフィルムに張り付いた状態を保つことが出来ます。
ガラス破りでは窓ガラスをガラスカッターで切る方法もありますが、ガラスカッターは表面に傷をつけて持ち上げると曲げ応力という力がかかり傷部分に負荷が集中して割れる仕組みです。
防犯フィルムごと切る訳ではないので、その性能が損なわれることはありません。
このようにして、窓ガラスが割れない状態を作り鍵が開かないようにするのです。
ただし、防犯フィルムというのは少し値段がかかるので、気になる窓全体に貼るとなればかなりのコストがかかります。
そこで手ごろなコストで効果的なガラス破り対策をするのであれば、補助錠をつけることです。
補助錠とはサッシやレール部分に接着あるいはつまみを捻り取り外しが出来る鍵をつけておき、施錠している間は窓が固定され、たとえ元々の鍵を開けても動かすことが出来ない状態にしておくものです。
無論、この補助錠も窓ガラスを破れば開錠することは可能です。
しかし、空き巣というのは通報されるリスクを最小限にするため、防犯意識が低く短時間で仕事が出来る家を好みます。
補助錠があることがわかれば、空き巣に心理的なプレッシャーを与えることが出来るのです。
万が一にでも、侵入されることを防ぎたいのであれば、防犯フィルムと補助錠、そして窓ガラスが動いたときに警報が鳴るブザーなどを組み合わせておけば高い防犯対策を構築することが可能です。
窓ガラスを割って鍵を開けられないようにするためには
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